ジュリア・クインのシリーズ。ブリジャートンシリーズの第3弾です。
今回の主人公は長男でAのアンソニー。長男としての責任感が強く現れている様子しか印象にありまえせんでした。
作者自身がお気に入りのキャラクターらしく、巻末には特別に言葉を添えています。
アンソニーはこの手のストーリーには珍しく、超がつくほどのファザコンでなかなか微笑ましいです。もっとも、どうしてそんな風に思い込んでしまうかなとは思いますが。
そして、ヒロインのケイトもキュートです。ただ、二人の恋愛の高まりがあまり強くは感じられなかったです。
最初、アンソニーが家名のために結婚しようと思っていたのが、ケイトの妹であったという背景もあるのかもしれません。ケイトもアンソニーを妹にふさわしくない放蕩者と決め付けていましたし。
裏表紙を読んだときから、反目しあうアンソニーとケイト以外のどこに恋愛の要素があるのかと思っていましたが、当然といえば当然な話の展開。予想通りだっただけに、ときめき度も低かったのかもしれません。
個人的にはお気に入りのフェザリントン家の三女の人となりが少し表現されていて、とても興味深くよみました。
なんといっても、ホイッスルダウン夫人のゴシップ紙の一文が抜粋のカタチで章の前を彩っているのがいいです。ちょっと皮肉で、ユーモアもあって。謎のホイッスルダウン夫人ですが、絶対に第1弾でうっかりしていたコリンの暴言に傷ついたあの人だと思っているんですけど、どうでしょうか。
第3弾で、ブリジャートン家の次女エロイーズがようやくページ数を稼いでいますが、彼女もなかなかにいい性格をしていそうです。こういった、一ひねりのある人物が好きなんですよ。
第4弾では、コリンの物語になりますが、相手は多分あの人ねと勝手に予想しながら、楽しみに待っています。