池袋ウエストゲートパーク第5弾。
マコトのちょっと普通ではない日常の一コマ。
前にも書いたと思うけれど、やはりこのシリーズに登場する人物はどこかいびつであったり、壊れていたりする。
マコト自身も少しいびつなところがあるのかもしれない。最も読んでいるこちらだって、少々いびつな人格を持ち合わせていると自覚している。
いびつであったり、壊れていることが問題なんじゃない。それをどう受け止めて、付き合っていけるかが問題なんだと思わせてくれる。
今回、「反自殺クラブ」で密かに自殺を決意してしまった人物にマコトが口にしたセリフにそれが集約されていた。
つまらないかもしれないし、決して生きやすい世界でもないけれど、それでも・・・。
が大事なんだね。
このシリーズは時事問題をテーマに据えているのだそう。確かに、ずっと読み進めていると、あの事件をモデルにしているんだとわかるストーリーもある。
そして、そういった事件について、いかに自分が想像力を働かせることをせず、人事として処理していたかということを思い知らされた。
ひとつの事件があって、その裏にはたくさんの人間がいるということを忘れがちだということを意識せずにはいられない。
これからも、マコトにはぜひとも池袋の街から世界を見つめて、どんな出来事が起こったとしても、その裏側の人間を見つめることについて啓蒙し続けてもらいたい。