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本を読んで、ゲームして、時々映画見に行って。


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まだ見ぬあなたに野の花を

まだ見ぬあなたに野の花を (ラズベリーブックス)まだ見ぬあなたに野の花を (ラズベリーブックス)
(2009/06/10)
ジュリア クイン

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ジュリア・クインのブリジャートンシリーズの第5作目。
主人公はブリジャートン家の二女エロイーズです。
ブリジャートン家はイギリスの子爵家で、上からA-アンソニー、B-ベネディクト、C-コリン、D-ダフネ、E-エロイーズ、F-フランチェスカ、G-グレゴリー、H-ヒヤシンスの7人兄弟を主人公に、華やかなヒストリカルロマンスが繰り広げられています。
すでに、ABCDの恋物語は幸せに結ばれ、いよいよエロイーズが幸せを求めて自ら行動を起こします。

前作で第1作目からずっと章ごとの挿話として、レディ・ホイッスルダウンのゴシップ新聞の記事がありました。それを読むのもなかなか楽しみだったのですが、前作でホイッスルダウン夫人の正体が明らかになったので、今後はどうなるのだろうかと思っていましたら、手紙の抜粋が挿しこまれていました。
男性主人公は自ら動いたり、他作でも重要な役割として出演していますが、女性陣はどうしてもメインの物語以外で活躍の場が少なく、個人の人となりがわかるとまではいかなかったので、エロイーズの性格や考え方を知るいい材料になりました。もっとも、他の姉妹たちに比べると、エロイーズの露出は多かった方ではありました。

育った環境に問題があって、自分の家庭を持つことに対して屈託を感じている男性というのはまま見られるパターンですが、今回双子の子供たちという存在がかなり活躍していたように思います。また、ブリジャートン家の女性たちの中でおそらく一番バイタリティーがあるように見えるエロイーズと子供たちの交流も読んでいて楽しいものでした。子供たちの悪戯に負けてないエロイーズが素敵です。さすがに、大家族に育っただけありますし、男兄弟に囲まれていただけあります。

子供たちは徐々にエロイーズに心を開いていきますが、父親であるフィリップもエロイーズによって少しずつ心を開き、子供たちとの距離を縮めていく様もパターンといえばパターンなのですが、いいものはいいと開き直って断言します。
今回、エロイーズはやはり闊達で聡明な女性ですが、親友ペネロペと兄コリンとの結婚にショックを受けた心情を、長兄に打ち明けますがその気持ちが女性にはよくわかるんじゃないかと思います。
ささいな心のひだの表現がうまくて、惹き込まれて読みふけってしまいます。



第1作目を読んだときから、軽妙な文章に惹かれ、愉快な登場人物に魅せられ、楽しみに続きを読んできました。
なのに、この5作目が出ていたのをうっかり見落としてしまっていたんですね。あららと思いながら暫く放置していたら、すでに第6作目「青い瞳にひそやかに恋を (ラズベリーブックス)」フランチェスカを主人公にした物語も出ているじゃありませんか。まったくもって、うかつでした。
とか思っていたら、あら、第7作目「突然のキスは秘密のはじまり (ラズベリーブックス)」も出ていた模様。
何でも、第8作目で章を取ったとか。グレゴリーの物語ですね。シリーズ全部読んでしまったら、楽しみがなくなってしまいそうです。

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