前から本屋さんで平積みになっていたので、気になっていたのですが値段と新人さんの本ということと、文芸社さんは自費出版も多いのでちょっと様子見をしていました。
どんどん巻を重ねていくので、本当に面白いんだとは思っていたのですが、最近ヤングアダルト小説は読めない体質だったので敬遠していました。
文庫版が出たので早速読んでみました。
思ったより面白いというのが第一印象です。文章が慣れているので読みやすく、すいすいと読めてしまいました。展開がちょっとありきたりだと思わないでもなかったのですが、好きなタイプの文章運びだったのでひっかかることなく読み進めることができました。
そして、八雲の人物像を「まるで新本格推理小説の探偵みたいな性格」と思っていたのですが、よくよく見直してみれば彼も「心霊探偵」ということで探偵さんだったわけですね。それでも、彼のキャラクターも鼻につくというほどでもなく、また他の登場人物もそれぞれ魅力を感じますので、全体的にまとまった面白い小説です。
あまり、八雲の幽霊が見えるという特質が前面に出ているような感じはしませんが、そういうシーンではたいがい晴香ちゃんが物語を引っ張っているシーンが多いので、違和感は感じません。
次巻も文庫になったら読もうかと思っていたら、図書館で見つけたのでさっそく借りました。
実は、読んでから2週間程度経っていますので、感想があいまいになってしまっています。