面白く読了しました。
Amazonレビューでは、★3つだったので過剰な期待はしないで読み始めましたが、人物設定がなかなか好みでした。
久しぶりに、移民とか、スパイとかの暗部を描いた作品いがいの五條作品を読んだように思います。シリーズ物もいいですが、こんな感じの本もまた書いていただきたいです。
図書館で借りたのですが、他に「J」「赤い羊は肉を喰う」「瓦礫の矜持」とかあって、どれを借りようか迷った時、決定打になったのが主人公成嶋の飼っているレトリーバーのハルの存在でした。
それくらいには犬好きです。
個人的イメージですが、五條さんの作品は今までは、固定の登場人物が入れ替わり立ち替わりで、いっぺんに多くの人間を描いているという感じはありませんでした。今回の「ROMES06」は、たくさんの人間がいっぺんにわっと集まって、いろんなことをしているというイメージがありました。
既存の空港が想像しやすかったので、普段は色付けしない一般の名前のない登場人物にすら、色を感じたせいかもしれません。